2026.2.6
【特集】(第2回)「 栄養士」ってどんな一日?想像とちょっと違うかも
「栄養士って、ずっと献立を考えている仕事?」
「給食の先生みたいなイメージがある」

高校生からよく聞く栄養士のイメージです。
もちろん、これも間違いではありません。でも、実際の栄養士の仕事は、それだけではありません。

まず知っておいてほしいのは、栄養士は「食事を通して人を支える仕事」だということです。その活躍の場所は、とても幅広くあります。

たとえば、学校や保育園。
子どもたちの成長に合わせて、必要な栄養を考えた献立を立てます。ただ栄養が足りていればいいわけではなく、「おいしそう」「食べてみたい」と思ってもらえる工夫も大切です。

病院ではどうでしょう。
病気や体調に合わせて、食事内容を細かく調整します。食べることが治療の一部になるため、医師や看護師と連携しながら仕事を進めます。

高齢者施設では、
「噛む力が弱くなった人」
「飲み込みにくい人」
一人ひとりに合わせた食事を考えます。食事の時間が、その人にとって楽しみな時間になるよう工夫することも、栄養士の大切な役割です。

一日の流れも、場所によってさまざまです。

朝は食材の確認や仕込みの指示から始まり、
調理現場のチェック、
食事提供後の振り返り、
午後は献立作成や事務作業、
時には食事指導や打ち合わせ。

「座って考える仕事」と「動き回る仕事」の両方があります。

ここでよくある勘違いがあります。
それは、「理科が得意じゃないと無理」「計算が苦手だとダメ」という思い込みです。

確かに栄養の勉強はします。でも、最初から完璧である必要はありません。学校では基礎から段階的に学びますし、苦手な人ほど「実際の食と結びついた瞬間」に理解が深まることも多いです。

栄養士に向いている人は、
・人の体や健康に興味がある
・食べる人のことを考えるのが好き
・裏方で支えることにやりがいを感じる

こんなタイプの人です。

「人前に立つ仕事じゃないとダメ」
「特別な才能が必要」
そんなことはありません。

栄養士の仕事は、誰かの日常をそっと支える仕事です。

今はイメージがぼんやりしていても大丈夫。
知れば知るほど、「意外と自分に合うかも」と思える仕事かもしれません。
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