2026.5.22
【特集】(第17回) 「病院や施設の厨房って、正直しんどい?」
「病院や福祉施設で働く栄養士や調理師って、大変そう」
そう感じる高校生は、少なくありません。
朝が早そう。
責任が重そう。
失敗できなさそう。

実際に働いている人たちも、
「楽な仕事ではない」と話します。

病院や福祉施設の厨房は、
一般の飲食店とは少し違います。

食事をするのは、
病気の治療中の人や、
噛む力・飲み込む力が弱くなった高齢者など、
体の状態が一人ひとり違う人たちです。

そのため、
・食材の大きさ
・硬さ
・味付け
すべてに細かな配慮が必要になります。

「昨日と同じでいい」
という考え方は、ほとんど通用しません。

確認することも多く、
忙しい日や時間に追われる日もあります。
プレッシャーを感じることがあるのも事実です。

それでも、この仕事を続けている人が多いのには理由があります。

それは、
食事が、その人の生活そのものを支えている
と実感できるからです。

「今日は全部食べてくれました」
「少しずつ量が増えています」
そんな言葉を医療スタッフから聞いたとき、
静かに、でも確かにやりがいを感じます。

直接「ありがとう」と言われなくても、
表情に変化がなくても、
誰かの一日を支えている実感があります。

病院や福祉施設の厨房は、
決して楽な場所ではありません。
でも、「しんどいだけ」の仕事でもありません。

今すぐ目指さなくても大丈夫です。
選択肢の一つとして、
心の片隅に置いておくだけで十分です。
今はそれで大丈夫です。
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